アジサイとは


        


1,植物としてのアジサイ

和名:あじさい(紫陽花)
英語名:Hydrangea(ハイドランジア)
学名:Hydrangea
科目:ユキノシタ科アジサイ目
分類:落葉低木
花期:5月〜6月
花色:青・紫・ピンク・白など

一般的なアジサイは樹高およそ1〜2m。葉は卵形で周囲に鋸歯がある。花期は5〜7月だが、中には3月頃から開花するものや、晩秋まで咲く続けるものもある。一般に花と言われている部分は装飾花というガクにあたる部分で、本来の花は両性花という5oほどの非常に小さいものである。装飾花には生殖能力がなく、種子を作ることはできない。装飾花の色は、アントシアニンのほか、その発色に影響する補助色素(助色素)や、土壌のpH(酸性度)、アルミニウムイオン量、さらには開花からの日数によって様々に変化する。一般に「土壌が酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」と言われているが、土壌のpH(酸性度)は花色を決定する要因の一つに過ぎない。酸性の土壌にアルミニウムが存在すると、それがアルミニウムイオンとなって溶け出し、根から吸収され、アントシアニンと結びつき青色を呈する。しかし、種類によっては装飾花に含まれる補助色素によって色の変化が起こらないものもある。また、pHは地中のアルミニウムがイオン化する量を左右する要因に過ぎないため、仮に酸性土壌であっても地中のアルミニウムの量が少なければ花が青色になることはない。


2,アジサイの歴史