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アジサイの種類

アジサイはその性質によっていくつかの分類にわけることができます。そしてその分類の下にたくさんの園芸品種が存在します。ガク咲きの品種をガクアジサイ、テマリ咲きの品種を西洋アジサイなどと誤解されることが多いアジサイですが、実際はそうではなく、細かく系統ごとに分類されています。ここでは植物学的な観点ではなく、園芸としてのアジサイという観点から見ていきます。園芸品種につきましては「アジサイの品種」をご参照ください。


山アジサイ(サワアジサイ)
日本各地の山中に自生している。一般的には一重のガク咲きが多く見られるが、まれに八重のものやテマリ咲きのものなどが発見され、園芸品種として栽培されている。装飾花の色は東日本では白色が多く、西日本では青色が多いとされている。白色以外のものは土壌のpHで色が変化するが、静岡県天竜川付近で発見された桃色山アジサイのような土壌の影響を受けないものも存在する。装飾花以外にも、葉や枝の変異にも富み、白色や黄色などの斑が入るものや、多毛葉という葉の表面に細かな毛がある品種、赤軸や黒軸と言われる枝に色がつくものなど様々で、場合にによっては花期以外でも品種を特定することができる。ほとんどの品種は強健で、ある程度の氷点下ならば耐えることができ、花芽が痛むこともなく花を咲かせる。他のアジサイとの違いは、ガクアジサイや西洋アジサイと比べ葉が細めで小さく、光沢もない。
   
左から小甘茶、伊予の青絣、碧空、東雲である。



エゾアジサイ(ユキアジサイ)
北陸地方や山陰地方などの豪雪地帯に自生している山アジサイの変異種。山アジサイとよく似ているが、山アジサイよりも葉が少し大きいとされる。自生地の環境から、関東地方などの雪が少なく乾燥した冬の気候では枯死してしまうなどとも言われるが、山アジサイ同様丈夫で耐寒性があるのでたいていは枯死することはない。ただし品種によっては夏の暑さに弱いものもある。装飾花は青色のものが多く、きれいな青色になることから瑠璃色と称されることもある。山アジサイほど園芸品種は多くはないが、色や形が個性に富み、観賞価値に優れたものが多い。



ガクアジサイ(ハマアジサイ)
関東南部や中部地方南部の海岸付近に自生している。山アジサイと比べると樹高が大きく、葉も大きい。また山アジサイの葉はうぶ毛などがあり光沢がないが、ガクアジサイの葉は光沢がある。装飾花の色は白色のものが多いが青色のものなどもある。山アジサイと同様一重のガク咲きがほとんどだが、伊豆諸島では八重咲きのものが発見され、それを交配し様々な園芸品種が作り出されている。基本的には丈夫だが、山アジサイと比べると耐寒性にやや劣る。それでもだいたいの品種は氷点下でも耐えることができるが、一部の品種では花芽が痛んだり、枯死したりすることがある。四季咲き性の強い品種もあり、時には冬にまで花をつける場合がある。



西洋アジサイ(ハイドランジア)
以前はヨーロッパで改良され日本に逆輸入されたガクアジサイ系の里帰り品種に対して、在来種と区別するために用いられた分類だが、近年ではそれを親に日本で新たな品種を作ったり、さらにはそれらに山アジサイを交配させて新たな品種を作ったりしているため、現在では人によって交配されたガクアジサイ系の品種に便宜上使っている言葉である。しかし、厳密に言うと、ガクアジサイよりも耐寒性に劣ったり、葉に丸みがあったりと性質に違いが見られる。近年の分類の傾向を見ると、ガクアジサイの枝代わりや自生しているものから採取した園芸品種はガクアジサイ、ガクアジサイを親として交配されできたものは西洋アジサイ(例として隅田の花火や城ヶ崎はガクアジサイ、城ヶ崎を交配し作り出されたポージィブーケシリーズは西洋アジサイ)とされていることが多い。現在ではアジサイという言うとこの西洋アジサイを指すことが多く、その華やかさなどから鉢植えなどの人気が高い。
※このサイトでは近年の傾向を受け、ガクアジサイの枝代わりや自生しているものから採取した園芸品種はガクアジサイ、ガクアジサイを親として交配されできたものは西洋アジサイと定義しています。
   
左からリップル、フラウマリコ、ポージィブーケスージィ、乙女心である。



アメリカアジサイ(アメリカノリノキ)
アナベルやホワイトドームのような北米原産の品種のこと。正式にはアメリカノリノキという。成長が早く、新梢に花を付けるため非常に多花性である。装飾花は白色で一枚一枚が小さいのが特徴。枝や葉は他のアジサイと比べて華奢で、大輪種の場合、花序を支えきれず倒れてしまうことがある。自生地が北米とあって、耐寒性は強く、日本の冬でも屋外越冬が可能。しかし、逆に夏の暑さには弱く、水切れするとすぐに葉が萎れてしまう。ただし、かなり丈夫な種なので、余程のことがない限り、葉焼けで葉の先端が枯れるだけで株自体が枯死することは少ない。



柏葉アジサイ
葉が柏の葉に似ていることからその名がついたアジサイとは思えないようなアジサイ。花序も他のアジサイのようなテマリ咲きやガク咲きとは違い円錐状になる。装飾花は基本的には白色である。葉はざらつきがあり大きい。大型になるものが多く、成長も早い。性質はいたって強健で耐寒性にも優れる優れる。挿し木での増殖も容易。
 
左からスノークイーン、アイリスである。




玉アジサイ
山アジサイ同様日本各地の山で見られるアジサイ。その名の通り、開花前の花が苞とよばれるもので覆われ、シャクヤクのようなボール状のツボミを形成する。葉は大きく、ざらつきがある。また急激な環境変化に弱く、日陰に自生してたものを日向へ移植したりするとすぐに葉焼けする。花期は他のアジサイよりも遅く、気候や環境にもよるが7〜8月くらいに咲く。自生しているものは白花で一重咲きが普通だが、八重咲きのものや緑花のものなども発見され、それらは園芸品種になっている。



ツルアジサイ
日本各地に自生しているツル性のアジサイ。花のない時期では一見するとアジサイとは思えない姿だが、花はアジサイそのものでガク、両性花ともに色は白色である。



コガクウツギ(コンテリギ)